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ネット話系エッセイ−8

インターネット社会を考える

1999年5月5日執筆

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 最近、ふと思った。
「顔文字は嫌いだ」と公言している人はかなり多いが、その人たちが本当に嫌っているのは、「顔文字」ではなく、「顔文字を使っているような人」なのではないだろうか。

 考えてみると、使っている顔文字、あるいは括弧文字の種類によって、その人のポリシーのようなものが伝わってくる。例えば、笑いの顔文字にしても、(^^)系を使う人と、:-) 系を使う人では、趣味嗜好がかなりずれている感じがする。
 一応、その辺をまとめてみた。

Aタイプ Bタイプ Cタイプ Dタイプ
自分の呼び方 おいら、オイラ 私、僕 Bタイプと同じ 俺、オレ
顔文字 (^^;)(*^^*)など Aタイプと同じ :-) :-P など 絶対使わない
括弧文字 (爆死)(苦笑)など、2文字型が多い (笑)や(泣)など、1文字型が多い たまに(笑)を使用 まず使わない
HPの呼び方 ほむぺ、ほめぱげ ホームページ ヒューレット・パッカード ホームページ
文体 独り言調

(例)はぅ〜、おいらの書いた小説、どうも不評みたいっす(爆死)はぁ〜〜〜、やっぱ、ヒロインの設定がありがち過ぎんのかなぁ・・・もうちょっと細かく設定してみますか。あ〜、ほんと、才能ほしいっす(苦笑)。
語りかけ調

(例)僕の書いた小説に出てくる女性キャラ、どうも評判がよくないようです(泣)。自分でも感じていたのですが、設定がありがちなんではないかと思うんですよね。というわけで、もうちょっと細かく設定し直してみますね。
論文調

(例)私の書いた小説に出てくる女性だが、あまり評判がよくないようである。やはり、設定が普遍的過ぎるためだろうか。もう一度練り直してみるべきかもしれない。
自己完結調

(例)オレの書いた小説、なんか不評みたいです。まあ、オレ的にも設定がいまいちだと思っていたんで、当然の反応と言えばそうなんですが。ま、設定を作り直します。
特徴 アニメとゲームの話題が多い 一番多いタイプ 流行り物には手を出さない 自分の趣味には自信あり

 この表は私の主観がかなり入っているかもしれないが、そんなに外れている気もしない。
 自分のホームページで必ずと言っていいほど、一度はAタイプを批判しているDタイプ。
 だが、それも当然と言える。文体を見ても、気が合うようには到底思えない(でも物に対するこだわり加減は、よく似ている)。
 実際会ったら挨拶すら交わさないだろうし、第一、プライベートで会うことはまずないだろう。

 私が思うに、「インターネット社会」にいる人たちというのは、世間的に束で括られている。しかし本来、AとDがプライベートの世界で同じテリトリーに入っているということはあまりないことであり、Dからしたら、同一視されている部分(実際、パソコンを使って、ホームページを作っているという共通性があるのだが)、あるいは同じテリトリーに自分と相反する人間がいるという事実が許せなくて、差別化をはかる意味でも「顔文字が嫌い」、つまり顔文字を使っているような人間と俺は、実際は違うタイプの人間なんだと言っているのではないだろうか。

 この辺のことについては、また後日考えていきたい。

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