メールフレンド 第150回
Subject: ごめんさない
Date: Wed, 13 Dec 2000 20:58:48 +0900
From: "めぐ" <m-megu@planet.thi.ne.jp>
To: "Jiro Izawa" <izawaji@mb.cyber.ne.jp>
JIROへ
電話ありがとう。いっぱい話して少し落ち着いたよ(^-^)
・・・あのね、とーやがこんなメールをくれたの。
メーリングリストは友情ごっこだ、って。
あたしはそうじゃないって返事を書こうとした。でも、書けない
でいる・・・。
教授とパックが亡くなって、きょうこちゃんには連絡がつかなく
なって、四人目を殺したというメールが届いて・・・それでも、と
ーやとパーマンはモニターの向こうにしかいない。
教授とパックのお葬式にもいけなかった。
きょうこちゃんを真剣に探そうともしていない。
わからないの。自分の気持ちが・・・。あたしにとって、メーリ
ングリストのみんなはなんなんだろうって・・・。わかっているつ
もりだったのに、本当はわかっていなかった。
だから、JIROも、本当にあたしのことを好きでいてくれているの
かなって・・・信じていいのかなって・・・もしメールが出来なく
なったら、パソコンがなくなったらって、いろいろ考えて頭がごち
ゃごちゃになっちゃった。困らせちゃってごめんね。
JIROから電話をもらう前ね、会社休んで海へ行ってました。
冬の海って寂しいね。白い波が引いては押し寄せてくるだけ。
あたしの他には誰もいなくて、まるで切り取られた世界を見てい
るようだった。・・・このまま日が沈まなきゃいいと思った。
・・・明日が来なければもう何も起こらないんだよね・・・?
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