メールフレンド 第176回

Subject: 草薙です
  Date: Thu, 14 Dec 2000 16:50:09 +0900
  From: "kusanagi" <kusanagi_e@coolmail.com>
   To: "鈴木 冬也" <AYGH12563@bubble.ne.jp>



草薙です。

yyyyyyyyyyとメールで接触しました。まだどうなるかわかりませんが、もしか
したら重要な情報を得られるかもしれません。もし得られたら、すぐに連絡し
ます。

それで、yyyyyyyyyyのメールを読んでふと思ったのですが、彼は以前、犯人は
助けを求めている、だから警戒しているメーリングリストの人間を呼び出すこ
とができると書いていましたよね? だけど、自分の名前を出して助けを求め
るでしょうか? 被害者のパソコンに自分が書いたメールのデータが残ってし
まうし、殺害してからデータを消しに被害者の家に行くというのはものすごく
リスクがあるから避けたいだろうし、データを消したとしても警察はサルベー
ジするだろうし、被害者がデータをサーバーに残す設定にしていたらアウトで
す。
そうなると、犯人は誰かに寄生している、あるいは誰かを乗っ取って、彼、あ
るいは彼女の名前を騙っていると考えるのが自然ではないでしょうか。

たとえば、一番最初にAを殺害する。そして犯行が発覚する前にAになりすま
し、Bを呼び出す。今度はBを殺害し、また犯行が発覚する前にBになりすま
し、Cを呼び出す。これなら、自分のハンドルを名乗らずに被害者を誘い出す
ことができますよね。被害者のパソコンを調べても、残っている被害者宛のメ
ールのデータには、犯人が寄生した人間の名前しか書かれていない。

今いる、めぐさん、JIROさん、パーマンさん、きょうこさんは本当にご本人な
んでしょうか?
めぐさんがめぐさんとしても誰かにメールを出しながら、他の誰かにはJIROさ
んの名前でメールを出しているとか、JIROさんがパーマンさんの名前を、パー
マンさんがきょうこさんの名前を、きょうこさんがめぐさんの名前をそれぞれ
騙っているという可能性もありますよね。実際にはもっと多くの組み合わせが
考えられるわけですが。

混乱させてしまったらすいません。でも、気になります。



                             E.KUSANAGI

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