ここ数日、一部界隈でFacebookが大流行で「自然発生的な爆発だ」とか「あまりに突然で怪しい」とかいろいろいわれていますが、もし自然発生的なブームだとしたら、ブームを起こすのに必要なレベルまで底を上げていた要因はなんだろうと考えてみました。
いつの間にか日本の携帯に対応していた
いつから対応していたのかはわかりませんが、対応していました。この手のウェブサービスは、気になる異性に声を掛けるきっかけに用いるというケースが往々にしてありますが、仮にアーリーアダプタの男性が一般的な女性を誘うとして「携帯からだとまともに見られないんだけどね」じゃ日本では相手にされなそうですから、これは大きいと思います。
FacebookのLike(いいね)ボタンをよく見るようになり、あれはなんだろうと思う人が増えていたかもしれない
自分はアカウントは持っていたものの、ご多分に漏れず放置していました。久々にログインしたきっかけはFacebookがLike(いいね)ボタンというサービスを作ったというニュースを見たこと。今のFacebookはどんな感じなのかなと見て、あれ、数年前とは結構変わってるなと。依然として国内でこのボタンはあまり使われていないと思いますが、数年前とは違うFacebookの姿を、アカウントは持っているけどまったくログインしていなかったというブロガーに見せたという意味で重要だったのでは。
mixiの新サービスに関連して、「それなんてFace(以下略)」という発言を目にした人が結構いて、気になっていた人が多くなっていたかもしれない
後追いなのではといわれると、じゃあ本家はどんな感じなのかなと興味を惹かれた人が集まりだしていた可能性はあります。
Twitterで見られる世界、体験できることというのはだいたいこれぐらいまでだろうなと見切った人が増えてきたかもれない
Twitterは、ユーザが140文字以内で呟く他のユーザをフォローし、タイムラインでのやりとりを楽しむという、いうなれば一つの味を守っていくサービス。以前からいる人からすれば、ユーザが多くなってもその部分はやっぱり変わらないんだよなと飽きがきた部分があるのでは。そして新しい冒険に出ようと未知、且つ、面白そうなものを探していて可能性を感じたのがFacebookだったと。
で
Googleトレンドを見ると、線の曲がり具合からして確かにここいらで爆発しそうな感じはありますよね。全然流行っている感じはしなかったけど話題にはなってるんですよね。ただ、日本国内での話なのにスペイン語での検索が突出しているという内容なのでいろいろ割り引いて考える必要はありますが。
なにか見えない力が働いているという陰謀論を信じるなら、陰謀のきっかけはFacebookの創業者が主人公の、
↑この映画が来年日本で公開されるからとか?
タイトルになしと書いたので陰謀論から離れますが、一部界隈、つまりはてな周辺で突然話題になったのは、単にあの辺にいる発信力のあるギークの人たちが仲良しさんだからとも考えられます。10年前のテキストサイト界隈でも派閥というのか、相互リンクしているサイト同士で日記のテーマを被せるということが結構ありました。あとサイトのデザインを合わせて○○デーとか。共鳴を楽しむ、ラップにおいてのボーカル同士の掛け合いみたいなものです。
まあ、登録も使うのも無料だし、つまらなかったら今はアカウントを削除できる(前はできなかった)ようなので、気になるならとりあえずアカウントだけ取ってみるのもいいと思います。確かユーザーネームは重複したものを作れないはずなので、早い者勝ちですしね。
ちなみに実社会での自分の周辺では会話にFacebookのフェの字も出てきませんが、Twitterのツの字も同じく出てこないことを一応明記しておきます。