1.Aが面白いことを始める
2.「あ、面白いことをしている人がいる」と人が集まり始める
この時点では、Aを直接的に評価する人だけが、Aの周囲にいる状態。
3.集まった人の中にいた影響力のある人が「あそこに面白い人がいる!」と叫ぶ
Aと影響力のある人(以下、B)の出会いは、偶然のこともあるし、どちらかまたは両者が特定の意図を持って予定していた場合もある。
4.Bの声を聞いて、Bのフォロワーや、Bと知り合いの、これまた影響力のあるC、そこからCのフォロワーなどがやってくる
A→Aのフォロワー→B→Bのフォロワー→C→Cのフォロワーが相互につながることにより、この世代がクラウドとして影響力を持つ。高性能のピンマイクがシャツに取りつけられているような状態になる。
この時点でAの周囲にいる人は、
- 影響力のある人
- フォロワー
- 2の時点から評価していた人(いわゆるコアなフォロワー)
- BあるいはCにいわれて、確かに面白いと思った人
- アンチ
- 傍観者
- BあるいはCが面白いというからとりあえずフォローしておこうという人
- なにか話題になっているようだからフォローしておこうという人
など。
5.時間の経過とともに、様々な理由からBやCなどの影響力のある人、彼らのフォロワーが舞台から降りる。ピンマイクが外れる
6.5とほぼ同時に、「あの人たち(A、B、C)ってどこが面白いの?」という人たちが新しいことを始めて、今度はそこに人が集う(新たな世代の台頭)
新たな世代にこう言われてしまう、思われてしまう(リスペクトされない)のは、4の段階で旧世代が「なにを言っても、なにをやっても、その言動の質に関係なく相対的に高く評価される」ような状態になるから?
7.影響力の完全な喪失
横につながるというのは、影響力を底上げできたりといいこともあるけど、ひとかたまりになるから新世代に捨てられるときにまとめて押し出されてしまうという欠点もあるなあと。
ちなみに、横だけじゃなくて縦(下の世代)ともつながれば生き延びられるじゃんというのは確かにその通りだが、4の段階にいる人が見る下の世代とはフォロワー、つまり年齢が下というだけで実際は影響力を共有している同世代であることが多く、彼らをまとめて消し去るのは下は下でも真下ではなく、だいぶ離れているところにいる人たちだったりするので、4の段階の人からはまったく見えず、結果、なにもできずに影響力を失ってしまう。
素材:語らいの一時オンライン