2009-12-13 Sunday

Twitterによる永久ループミステリ『クローズド・サークル』本日公開しました

 珍しくcronが一発で動いてくれたので、本日21時からTwitterによるミステリ『クローズド・サークル』を公開します。

 Twitterというのは最近よく話題に上がっていますが、ミニブログと呼ばれる類のものです。ネットサービスで、使うためにはソフトのインストールなどは必要ありませんがアカウントを取る必要があります。以下のサイトにTwitterについて詳しい解説があります。

 Twitter(ツイッター) をはじめよう! - GreenSpace

 で、Twitterにはフォローという機能があって、特定の誰かをフォローするとその人の書いたことがリアルタイムで見られます。たとえばAさんをフォローした人は、AさんがTwitterになにかを書き込んだらタイムラグなくその書き込みを見られるわけです。普通のブログと違ってかしこまった投稿ではなく、文字通り「つぶやき」「独り言」のようなものが多いですから、Aさんの今、Aさんの息遣いみたいなものを感じられるのです。有名人のプライベートなショートメールをみんなで受信できるみたいな感じというと面白さが伝わるでしょうか。
 こういったツールなのでブログとしてよりも誰かへの連絡手段として使っている人もたくさんいます。

『クローズド・サークル』は、まさにTwitterを連絡手段として使っている二人の大学生の話です。
 彼らのうちの一人、貴之(takayuki2010)は高校時代に入っていた軽音部の同窓会が行われている孤島で殺人事件に巻き込まれます。こういう話ではよくあるように、運悪く大型台風が直撃して警察がいつ来るかはわかりません。
 貴之は事件が起きる前からTwitterで会の様子を伝えていた相手で、携帯電話を止められて部屋に籠もっていた親友の颯人(hayatod)に殺人事件が起きたとメッセージを送り、暴風雨の中の孤島と1Kのアパートに分かれている二人はTwitterを介して事件解決へと乗り出します。

 話は二人によるTwitterへの投稿のみで進みます。『メールフレンド』をTwitterに移植したようなものと考えていただくと、Twitter未経験の方にはわかりやすいと思います。
 メルフレとちょっと違うのは、投稿はbotを使って半永久的に行われ、毎日必ず9時と19時に話が始まり、13時と23時に事件が解決するということです。4時間1セットで1日2回上演みたいな感じです。珍しく当然ですが現時点で既に完成させてあります。cronを使って自動投稿させることにより、サーバ以外誰にも負担が掛からない安心仕様。

 Twitterを用いて小説を書くというのは珍しいことではないと思いますが、一回の投稿で可能な140文字以内で一つの話を書くか、普通の小説を分解して載せていくかのどちらかで、『クローズド・サークル』のような試みは多分初めてなんじゃないかなあと思います。
 なのでやってみないとわからない部分は多々ありますが、その辺はいつものように生温かく見守っていだたければと思います。

 大事なことを忘れていましたが、『クローズド・サークル』をどう読めばいいのかというのは、Twitterのアカウントを持っている方は普通に、アカウントを持ってない方はTwitterのアカウントを取って、

 http://twitter.com/takayuki2010
 http://twitter.com/hayatod

 以上、二人のアカウントをフォローし、お好きなツール、あるいはブラウザからタイムライン(フォローした人たちの投稿を時系列順に表示してくれている)を眺めてください。ブラウザを使う場合、自分のタイムラインはログインした状態でページ上部の左側にある青いTwitterのロゴをクリックすると見られます(URLだとhttp://twitter.com/)。個人的には「今、つぶやき(投稿)があったよ」とポップアップ表示で教えてくれるようなツールの導入をおすすめします。アカウントを取ってまでは読みたくないという方は、Twitterをやっていそうな人に「こんなのがあるらしいよ」と紹介していただけると嬉しいです。
 アカウントを取ったり、フォローしなくても上記のページにアクセスすれば一応話を追えるんですが、二人の投稿を交互に見るような形になって話が合わさらないので相当読みにくいし、Twitter上でリアルタイムで話が進んでいるような楽しさというのは伝わらないと思います。できればフォローして読んでほしいというのが僕の希望です。
 メルフレをまぐまぐで始めたときと訪問者数が違うし、Twitterはメールのように普遍的なツールではないので年内いっぱいで平均5フォロー以上が目標です。

 最後に、『クローズド・サークル』について、見せ方はともかく内容的にはベッタベタな話になってしまっことをお詫びします。

posted by kudok @   | Permalink

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