一年半ぐらい前に「このあとすぐ!」などと言いながら、半分まで書いて放置していた『文系のための海外サーバ入門』をようやく書き上げました(なぜ、海外サーバ入門なのか。当サイトはアメリカにあるサーバを使って運営しているのです)。
まだ全体の見直しを行っていないので、文章的にエレガントではない部分があると思いますが、最後まで通ったということで、まあほぼ完成と言っていいと思います。
どうして一年半も放置していたものを、突然書き上げる気になったのかと言いますと、先日、Googleでなんとなく「海外サーバ」というキーワードで検索をしてみたら、海外サーバ入門が三位にいたんですね。で、「全然リンクされていないのに、いい位置に来たなあ」と思って、わざとサーバの表記を音引きのあるなしで揺らしてみたら、「海外サーバー」というキーワードでも四位に上がってきたのです。それでモチベーションがアップして一気に書き上げたというわけです。
海外サーバ入門を書いている途中、『十年目の報告:ロッコツマニアのスワンの旅』というページを見つけて読みました。
ロッコツマニア(Rまにあ)というのは、『進ぬ!電波少年』でスワンボートに乗って旅をしていた二人組のお笑いコンビです。電波少年での旅というとヒッチハイクが有名ですが、彼らの旅もかなりすごく、自分はヒッチハイクよりも楽しみにしていました。
上記の文章を書いたのは当時の関係者のようで、簡単に内容をまとめると、
一年ほどの間、みんなが全力で取り組んだが、スワンボートという題材があまりにもニッチ過ぎて、タレントもスタッフも次のキャリアに活かすことが出来ず、結果的に時間を浪費したという形になってしまった。
といった感じだと思います。
ふと、海外サーバ入門を見て、(これもニッチ過ぎて、自分にとってあまり意味のないものなのかも)と思いました。訪問者のアクセス回数を見れば理由がわかります。

一週間、3、6、9、4、4、4、7です。安定の一桁です。ユニークユーザ数ではないので、一人が9回アクセスしてきたら9になります。だいたい、この中にはボットもいるでしょうし、文章中にあるAV女優の名前で検索してきた人も含まれているので、海外サーバについて調べたいと思って来た人となると、一日あたり一人を割り込むのではないでしょうか。完成させたので検索サイトからのアクセスが増えるかもしれませんが、多分、減りはしないけど増えもしないといったところでしょう。Googleで上から三番目、四番目に表示されてこれなので、やはり海外サーバという題材がニッチ過ぎるんだと思います。

2640万件中、広告を除いて三番目で3、6、9(以下略)
また、アフィリエイトは入れないと決めているので、今後、金銭的な面でもこのサイトは僕になんの恩恵ももたらしません。
でも、まあ、書いたことについては納得しているんですよね。
衝動ってあるじゃないですか。自分は一応物書きなので、これを書きたい、あれを書きたいという衝動があるわけです。海外サーバ入門は、「海外サーバのことを書きたい」という衝動にしたがって書いたのです。それでいいと思います。
誰も言ってくれないと思うので自分で言いますが、『文系のための海外サーバ入門』は、これから海外サーバを使おうと思っている人にとって、かなりいい内容だと思うし、納得の出来です。ニッチ過ぎて、将来のキャリアにつながらないコンテンツを作ってしまったと嘆くよりも、納得出来るコンテンツを作ったことを喜びたいです。
なんだか、『ドラえもん』の第12巻に出てくる元高角三氏っぽくなってきましたが、そんなこんなで本日、テキスト王開設から丸15年です。元高角三氏の境地に達しきれていないので、「流れ的に、ようするに、今日ぐらいはそんな自分を讃えろってこと?」と問われたら、そうかもと即答してしまうこの頃です。
