第5回目の法則 ある程度仲良くなった後、2回連続でデートがうまくいき、3回目を電話で誘ったとき、急に話し方が冷たくなる女には間違いなく男がいる


シチュエーション

 25歳会社員の男と同い年の女(OL)。二人は同じ会社に勤めている。
 会社の飲み会で隣同士になってから男は女に好意を持つようになり、順調に友達関係を築く。勿論、男としては女を「彼女」にしたいわけだが、意識してしまって「彼氏いるの?」とはなかなか聞けずにいる。しかし、ここ最近、ディズニーランド、シーパラダイスと遠出デートに連続成功し、男は「次で決めるかぁ?」との気合いを持って、彼女をナンジャタウンに誘うことにした……。


「あ、もしもし、長崎さん? 高橋です」←彼女のPHSに電話をした

「あ……はい」←どうもテンションが低い

「なにしてたの?」

「んー? 寝てた」

「そっか……」

「……」

「……」

「なんか用事?」

「いや、えーと、この間、シーパラ楽しかったよね。……また行きたいね」

「……ん、そうだね……だけど、これからちょっと忙しくなるからなぁ」←かったるそう

「え、あ、そうなんだ」←男、困惑を隠せない。前回デートの別れ際、「また行きたいね!」と彼女は楽しげに言っていたはずなのに……

「うん、友達といろいろ約束してるんだ」

「そっかぁ。……あのさぁ、今度ナンジャタウンに行こうかな、と思って」

「へー、いいじゃん、行ってきなよ」←すっかり他人事(ここはポイントである)

「いや、長崎さんと行きたいと思ってんだけど……」

「え、あたし? 彼女でも連れて行ってきなよ」←急に「彼女」なる存在を出す

「いや、俺、彼女いないからさ」

「へー、そうなんだぁ。早くいい子見つけないとね」←あくまでも突き放す

「……あの」←男、完全に焦り熱くなってくる

「ん?」

「俺さ、あの、長崎さんのこと……」←ついに告白

「あ、ごめんキャッチ入っちゃった。切るね。ばいばい」←面倒なので告白させない

 ツーツーツーツー…… ←電話切られた

 頷かれる方も多いパターンだと思われる。よく恋愛相談で、「好きだったら**するはずなのに……」というのがあるが、こういう意識に縛られてもうまくいかないものである。が、あまりに寛容すぎても駄目である。例えば今回のケースの場合、「本当に忙しい」「キャッチが入って切られるのは仕方がない」などと寛容な姿勢で臨みたくなるが、忙しいはもろに「ZEROの法則」にはまっているし、キャッチだったら、女の子が彼のことを気に入ってるならば、無視するか、「ちょっと待っててね」ということで、そのまま切らずにいる場合が多い。が、今回は切られている。これを楽観視してはいけない。今回の例の場合は、ずばり女に彼氏がいると思って間違いないだろう。嫌いだから邪険な態度をとっているのではなく、迷惑だから邪険な態度を取っているわけである(似ているが、ちと違う)。
 彼氏のいる社交家な女性というのは、彼氏以外の男性とも頻繁に遊ぶ。が、彼女の中で「これ以上、近寄ってくるなよ」という壁があり、その壁に触れた瞬間、今回の例のように跳ね返されるわけである。

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