身の回りの出来事系エッセイ-48 セブンイレブンにて
1999年3月6日執筆
今日、和歌山の友人に荷物を送るため、セブンイレブンに行った。
「すいません、これ宅急便でお願いします」
「はい、それじゃこちらにご記入の方、お願いします」
私は大学生風の店員A君が出してきた紙に必要事項を書き、その紙を彼に渡した。
彼はその紙をレジに載せた後、隣にいる先輩格の店員、B君に言った。
「Bさん、和歌山って日本のどの辺にあるんですか?」
するとB君は間髪入れずにこう答えた。
「四国」
その後、すぐ彼は訂正した。
「いや、違う。中国地方だ」
A君はB君の言葉を受け、中国地方を検索した。
「ありません」
そりゃそうだろう。
「え、ない? えーとね、あ、わかった!」
「どこですか?」
「愛知の隣だよ」
そこは三重だったような気がする。
「いや、違うな、そうだ、近畿地方だ」
「近畿っすか? ……あ、ありました!! うわっ、さすがBさん、頭いいっすね」
「それほどでもないよ」
ほんとにそうだと思った。