昔の作品系エッセイ-6 中学の卒業文集に載っている作文

1998年1月13日執筆


「バレンタインデーにかけた青春」

 工藤圭

 私は去年のバレンタインデーの時、チョコを3個以上もらえなかった場合は校庭を20周するという賭けをした。今から考えると馬鹿な事をしたと思うのだが、当時、生徒会長の座についていた私は、必ず誰かからもらえるという自信があった。
 それに私は、私に好意を抱いているんではなかろうかと思う女性を見つけていた。はっきりいって、その子からチョコレートをもらう自信があった。だが、バレンタインデーの前日、私は平楽(パチンコ屋)の前で、友人から彼女は別の人が好きらしいということを聞いた。これはショックだった。
 あとで雑誌を見てわかったのだが、“こんな奴はバレンタインデーの時、チョコレートをもらえない”というコーナーで、私がやっていた『男同士でチョコレートを何個もらうか賭ける奴』というのが載っていた。そのため私は、今年のバレンタインデーは学校でずっと静かにしていた。別に廊下をわざとらしく歩いたり、机の中に手を入れて、チョコを探したということはしなかった。
 家に帰ってからも、ヤクルトの入っているところを開けて探したということはやらなかった。
 しかし今年もチョコはもらえなかった。

卒業文集に載っている私の作文

字はともかく、偏差値46だったわりに文章はまあまあ読める

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